中卒(中学卒業)という現実について

 

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 中卒(中学卒業)という最終学歴についてです。


実は、私の息子のうちの一人は中卒です。


勉強が出来なかったというわけではありませんが、
現在は22歳になり社会人をしています。


本人が中学生の時は、学校が嫌いになったことで
勉強もしなくなり、そういう状態で高校受験をして
当然のことながら不合格でした。


どうしても行きたい高校というよりは、
どこでもいいに近い志望校だったのですが、
その高校に不合格となり、滑り止めの私立高校へ
通うも、1か月で辞めてしまいました。

 

 

 

それから、いくつかの仕事を自分で見つけては
辞めることを繰り返していましたが、現在は何とか
ある企業に拾われてサラリーマンをしています。


その息子が就活をしている時、私にこう言いました。

「高校に進学して卒業する意味がわかった」

「大検(高卒認定)取ろうと思う」


自分で就活してみて、中卒だと仕事の選択肢が狭く
とても苦労したことで感じたようです。


実際、最初に就職したのは肉体労働で、その後いくつかの
仕事をしていましたが、すべて肉体労働でした。


肉体労働が悪いということではなくて、自分で選ぶことが
できないので、残ったのは肉体労働のなかでも資格や
年齢制限の甘い(または関係ない)ような仕事でした。


そういう状況になって、初めて自分の選んだ選択(中卒)
に疑問や後悔が生まれたんだと思います。


正直、まだ20代前半なので、高卒認定を取ったり、
いろんな資格を取ったりと、まだまだどうにでもできる
可能性はあります。


ところが、こういう気持ちというのはよっぽどの強い意志
がないと長続きしないものです。


私が息子から言葉を聞いてもう2年くらい経ちますが、
いまだに実行されていません。


一度就職すると、仕事以外にパワーを使うことが大変で
どうしても楽なほうへ流れていくのが人間の常です。


会社に就職して、仕事をしながら国家試験や資格試験の
勉強を空き時間や休日にする大変さと同じです。



私の息子は、今そういう状況の中で彼なりに悩んでいたり
無力感や自己嫌悪に陥ることもあると思ってます。


「いい高校を出て、いい大学を出て、いい会社に就職」


という、一昔前の親が口をそろえて言っていたことを
私自身も納得いきませんでしたが、全く意味のないこと
とはいえない現実社会があります。


「せめて高校くらい出ておかないと苦労するよ」


という意味は、悲しいことですが私の息子のようになって
初めてわかることかもしれません。


さて、長くなりましたが中学生の勉強はそういう意味でも
自分の未来の可能性を拡げるか、狭めるかを自分で決める
ということに直結しているといってもいいでしょう。


中学生のみなさん、一度そういうことから逃げないで、
考えてみるのもいいのではないでしょうか?


中卒でもいいや!とか派遣社員でもいいや!


と思っている中学生は、考えてみてください。

 

ガンバレ!中学生[本]

 

 ありがとうございました。



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